【Episode 2】なぜ英単語ってこんなに多い?

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英単語は100万語以上あると言われています。この中には辞書に含まれる語彙以外にも日々増え続けるIT関連の用語なども含まれています。

そもそも英語は世界中で使われているので、世界で一番使われている言語というイメージがありますが、世界で最も話されている言語としては、1位 中国語、2位 スペイン語、3位 英語の順で、一番ではないんですね。

もちろん、話者数が多いからといって語彙数が多いとは限らないのですが、言葉は日々変化するわけですから、話者が多いと語彙も増えやすいという特徴はあります。

今回お話ししたいのは、そういった言語の本質的な話ではなく、英語の歴史です。

なぜ英語の語彙がここまで多彩なのかというとまずは、英語が生まれたイギリスがこれまで何度も侵略され、統治した国の言語の影響を受けているからです。

英語はゲルマン語系の言語ですが、フランスに統治されている時代を経て、いわゆるラテン語系の語彙が多数入ってきました。

例えば、英語で牛はcowやoxを使いますが、牛肉はbeefを使います。

同様に豚はpigで、豚肉はpork、羊はsheepで、羊の肉はlambではなく、muttonですね。

フランス統治前からイギリスに住んでいた人たちは当然前者を使ってきたわけですが、フランス当時時代イギリス人は使用人として使い、肉の処理などを嫌な仕事はさせていたため、実際フランス人は食事に出てくる肉(後者)しか見ていなかったわけです。

また、フランスってお高いイメージがありますが、単語にもそれが反映されており、スペルが長くて覚えづらそうな単語は大体ラテン語系の語だと思ってもらっていいかもしれません。例えば、exploration、consecrated、interrogate・・・

しかもこういう語って、頭の部分や後ろの部分が変わると品詞が変わったり、意味が全然違うものになったりしますよね。そういう理由もあって、ラテン語系の語が加わったことで、英語には大量の語があるわけです。

ポケット語学

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